床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

既存の農地を、様々なややこしい手続きや申請をクリアーして苦労の末に宅地にして、夢の高性能マイホームを建てはじめたブログです。

目指す家づくり【高気密・高断熱・長持ち.】
基礎断熱で床下エアコン採用・サステナブル建築等先導事業(省CO2先導型)の補助金対象200万円・HEAT20のG2グレード・高気密・高断熱(BELS☆5つ)・CASBEE評価Sランク・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW330・一種換気システムマーベックス澄家DC-S・太陽光システムPanasonic HIT・外壁&屋根ガルバリウム(ニチハ)

いよいよ大工さんも終盤&サステナブル住宅補助金とは・・・

こんにちは、パパンがパンです。
10/21(土)、雨。
今日は巾木の施工がされて、枕棚の残りも取り付け、
和室の引き戸も付けられました。

  

  

いよいよ大工仕事も終盤ですね。
少し名残惜しくなってきます。
今日で、今ある材料を施工しきったので、
次の材料が来たらまた来るようです。




さて、今日は「サステナブル住宅補助金」について書きます。


◎最大200万円の助成金付き「サステナブル住宅」


平成27年12月に国土交通省の
「サステナブル建築物等先導事業」から
「健康・省エネ住宅を推進する先導プロジェクト」
が採択されました。


この事業に連携した業者を通して新築した場合、
国からの助成金を受けることが可能です。(最大200万円)



ただ、注意して欲しいのは、
逆を言えば、この事業に連携していない業者だともらえません!
そもそも、大手や中堅のハウスメーカーは対象にはなっていません。
もらえてもZEH補助金(75万円)などです。



「サステナブル住宅」とは、
“超”高断熱住宅を普及させようという国レベルの事業です。
旧来の手法で建てられた住まいは、
最低室温が10℃前後となっており、
その寒さが原因となりヒートショックを引き起こしたり、
体調不良に陥ったり(ハウスダストのアレルギー)など、
健康面での問題を生んでいました。



こうした状況は医療費や介護費の増大につながり、
子育て支援などが充分に行えないことにもつながっています。


そこで全室が終日15℃以上になる「“超”高断熱」
の住まいを新築することで、
家族の健康な毎日を生み出そうというのが
「サステナブル建築物等先導事業」。
全国に“超”高断熱住宅を普及させようという
国レベルの大きな事業なのです。


簡単に言えば、
「高性能の家に住んだら、健康になるっていう事実を
 国が補助金を出すから、
実際の家で証明して普及させましょう。」
という事業です。


住宅CMサービス「住宅みちしるべ」代表の太田さんから、
この事業を聞いて、ぜひ参加して良い家を建てて、
家族の健康な体を取り戻したい!! と思いました。


ちなみに、パパンがパンの今の家は、築50年以上で、
冬の寝室の窓の結露や、
断熱材の一切使われていない居間の隙間風で、
室温は10°c以下・・・。
ハウスダストアレルギーの嫁さんや子供達がいます。




「サステナブル住宅」になる条件として、


① ヒートショックの心配が少ない 超高断熱住宅である。
Ⅵ地域ではUa値が0.46以下。
(次世代省エネ基準の北海道地域レベル)
これをすると、
空気の出入り口(玄関ドアや樹脂サッシ等)の工夫によって、
外気の影響をうけにくく快適な室温を保ちます。


その為には、断熱材も熱抵抗値の性能がいい物を使ったり、
厚みを従来より増やさなくてはなりません。
光熱費削減だけでなく、遮音性の高さも向上します。


② 照明は全灯LED (もちろん省エネのため。) 


③効率的なエネルギー利用を実現する HEMSの導入。
HEMSによる温度表示。
各種デバイスから電気使用量・室温を確認するシステム。
HEMSを入れることで、消費電力が目で見てわかり、
離れていてもスマホやタブレットで、
エネルギーの使用状況が把握できます。


④創エネとして、太陽光パネルの導入。(これは補助金の対象外)
家を高性能にすれば、使うエネルギーも少なくなるので、
必要最小限のパネル設置でゼロエネルギーの家ができます。


大手ハウスメーカーのZEH仕様のように、
大きな面積の発電パネルで大量に発電して、
無理矢理、エネルギー収支をゼロにする必要もない。


⑤高効率なエアコンや給湯器(エコキュート)


⑥ハニカムスクリーンや西日対策や南側の窓に
外付のシェードや電動ブラインドなど。


そのほかに施主や家族は
BEFORE&AFTER的な調査として協力する。


現在の家と、新築の家のそれぞれで、
住居の部屋の温度測定。(リビング、洗面脱衣所、寝室)
毎日、血圧と体温の朝晩2回の測定。
服装などの健康調査を2週間ずつ行います。


BEFOREの調査は今年の1月に既にしました。



こういった条件を全てクリアーしてから、
国の補助金がもらえる仕組みです。



では、
これまでの高断熱住宅と“超”高断熱住宅は、どれくらい違うのか、


ズバリ!これまでの一部屋分の暖房エアコンで、
家一件全体をまるごと暖房できます!!!


パパンがパンの家では「床下エアコン」1台だけ。


これまでの高断熱住宅はHEAT 20(※1) が提唱するG1程度
の断熱性が一般的でした。
しかし開口部(サッシ)や断熱材の高性能化・低価格が進んだことにより、
これからはさらにハイレベルの
G2グレードが普及していくと考えられます。



G2グレード(Ua値0.46以下)の住宅は、
それまでの一部屋分の暖房で、家一軒を全部まるごと暖房でき、
暖かく、温度差のない住環境を可能になります。


(注)断熱性能だけを上げてもC値(気密性能)の悪い家では
   効果は半減します。



また省エネ性能も大幅にアップさせることができます。
2030年頃には全ての新築の家はG2グレードになるかもしれません。
そう願いますが・・・鉄骨系のハウスメーカーには厳しいのでは?
とおもいつつ、出来ても坪単価が相当UPしそうです。


※1)HEAT 20とは…地球温暖化とエネルギー問題の対策のために、
長期的な視点で住宅の高性能化と居住者の健康維持、
快適性向上のための技術や評価手法の開発、
断熱化住宅の普及を目指している研究者と
住宅・建材生産者団体の有志によって構成された団体。


今日はここまで。

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