床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

既存の農地を、様々なややこしい手続きや申請をクリアーして苦労の末に宅地にして、夢の高性能マイホームを建てはじめたブログです。

目指す家づくり【高気密・高断熱・長持ち.】
基礎断熱で床下エアコン採用・サステナブル建築等先導事業(省CO2先導型)の補助金対象200万円・HEAT20のG2グレード・高気密・高断熱(BELS☆5つ)・CASBEE評価Sランク・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW330・一種換気システムマーベックス澄家DC-S・太陽光システムPanasonic HIT・外壁&屋根ガルバリウム(ニチハ)

基礎断熱+床下エアコンのデメリット

こんにちは、パパンがパンです。
前回紹介した「基礎断熱」と「床下エアコン」ですが、
気をつけなくてはならない事があります。



         +

 


まず、
★冷房には「床下エアコン」は適さない。
 冷たい空気は重いため、床下を冷やしても、室内を冷やしにくい。


また、室内の湿気がガラリから下の落ちるなどして、
そこで、冷房で冷やされるなど、結露のリスクがある。
特に新築して1~2年は、基礎コンクリートに含まれている水分が
大量の蒸発しますので、湿度が高い状態にあります。
結露リスクも高くなります。


以上のような理由で、床下エアコンの冷房利用は、
効果がそれほど期待できないのに、リスクは高い!!


パパンがパンの家では、冷房には使用しません
「床下エアコン」の運転は暖房期の10月終わりくらいから
4月上旬くらいと考えています、


★床下エアコンの設置費用。
これ自体は、通常のエアコンと同じものを設置しますので、
エアコン設置工事と同じです。
その他に発生する費用としては、見た目がよくないので、
それを隠す目隠しの費用や、
吹き出し口に設けるガラリの費用ですね。


多少、会社によってバラツキはありますが、
床下エアコンの設置費用は5万円くらいでしょう。
床下エアコンは原則連続運転です。
24時間ずーとつけっぱなしですので、
間欠運転より電気代がかかります。


★すでに「床下エアコン」を導入されている
オール電化の家の方のデータでは、
一番電気代が多くかかる1月、他の電気代も含めて
約2万円くらいかかるようです。
節約節約で、
なるべくエアコンを使用しないで過ごす生活と比べると
どうしても高くなります。
また、常に、連続運転するのが普通ですので、
エアコンの負荷がかかります。
これを安いと見るか高いと見るかは人それぞれでしょうが、
各部屋に暖房設備を設置していくよりかは安上がりな感じもします。


このような使用方法はメーカーとしては、
想定していないはずですので、
エアコンの寿命が短くなるかもしれません。
それに、床下に設置し、
連続運転するという明らかに特殊な使用方法のため、
おそらくメーカーの保証対象外になります。


さらに、見逃せない問題として、
床下エアコンを設置するためには、
基礎断熱工法にする必要があるので、
実は、白アリ被害にあうリスクが高まります。
これが一番の心配です。


★基礎断熱工法の家で、
「白アリ被害」が発生したケースは多く(主に外基礎断熱)
白蟻駆除業者の中には
「白アリの危険性が高まる基礎断熱工法なんて絶対に採用しない方が良い」
という方もいます。(白アリが好む捕食材のため)
しかし、対処方は当然先人たちが編み出してきました。
基礎断熱も同様です。
内基礎断熱の採用(外基礎断熱より抜群にシロアリ被害が少ない)
防蟻剤入り断熱材(パフォームガード、防蟻材入りサットフォームなど)
防蟻用コーキングの徹底した施工!!(配管の隙間からシロアリの侵入を防ぐ)



基礎断熱工法を採用したとしても、
今はさまざまな防蟻対策があります。
それらを状況に応じて、うまく採用することで、
白アリ被害のリスクを可能な限り低くし、
その代わりとして、
床下エアコンによる
非常に快適な住環境を体感することができるのです。


今回はデメリットばかりを上げましたが、
それでも余りあるメリットを感じたために
パパンがパンは「基礎断熱」+「床下エアコン」の採用に踏み切りました。
温暖地(第Ⅵ地域)のパパンがパンの住む大阪でも、
このような施工ができる工務店が
もっと多くなればいいと考える次第です。


今日はこのへんで・・


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