床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

既存の農地を、様々なややこしい手続きや申請をクリアーして苦労の末に宅地にして、夢の高性能マイホームを建てはじめたブログです。

目指す家づくり【高気密・高断熱・長持ち.】
基礎断熱で床下エアコン採用・サステナブル建築等先導事業(省CO2先導型)の補助金対象200万円・HEAT20のG2グレード・高気密・高断熱(BELS☆5つ)・CASBEE評価Sランク・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW330・一種換気システムマーベックス澄家DC-S・太陽光システムPanasonic HIT・外壁&屋根ガルバリウム(ニチハ)

結露について。

こんにちは、パパンがパンです。
11/7(火)、晴れ。


施工業者は来ていないので進展は特に無しです。


今日は「結露」について書こうと思います。


パパンがパンの今住んでいる家は、
嫁さんの実家で、母屋が築60年以上の木造日本家屋。
そして、パパンがパンの家族の
寝室や子供部屋などがあるのが、約40年くらい前に増築された
「鉄筋コンクリート造(RC造)」の場所で、
寝室は、元々「ガレージ」だった所を
部屋にリフォームして造られました。


その部屋は、冬場の結露が凄まじくて、
今でこそ寝るのはパパンがパン夫婦と末っ子の3人ですが、
数年前までは家族6人全員が寝ていました。


その時の窓の結露が半端なくて、
朝起きると、滝のように窓一面がビショビショになっています。

(⁰︻⁰) ☝  この写真は最近なのでまだマシですが、
ガラスの下の部分の、黒いモヤモヤした帯は、
結露対策の「スポンジテープ」です。
本来は「真っ白」なテープが、カビるんルンで「真っ黒」になっています。


当然、このサッシの窓ガラスは「シングルガラス」。
サッシも「アルミサッシ」という、
10数年前ならごく普通に使われているモノでした。


RC造の部屋なので、純日本家屋の母屋よりは隙間風は少ない分、
換気しないと(換気していても)冬の結露で
カビが増殖します。


結果、ハウスダストアレルギーになりました・・・


母屋は母屋で、冬の隙間風がすごくて、
断熱材も一切使われていない「壁」や「屋根」や「床」・・・


天気のいい冬の日は、部屋の方が外より寒いのが普通です・・


「サステナブル住宅補助金」を受給するための
「家の各部屋の温度調査」を今年の1月と2月に行いました。
(相当低い室温での生活だったと思います。)
結果はまだ手元に来ていませんが、「新築した家」での
温度調査との比較が楽しみです。


そもそも、何で「結露」が発生するのかは、
「温かく湿った空気が冷たいものに触れると発生する」です。


温度と水蒸気の関係はご存知の方がほとんどだと思いますが、空気中の温度が高ければ高いほどたくさんの水蒸気を含む性質があります


空気が含むことのできる水蒸気の量「飽和水蒸気量」
温度が0℃の時・・・4.8g
温度が10℃の時・・・9.4g
温度が20℃の時・・・17.3g
温度が30℃の時・・・30.3g
(1立方メートル当り)


また、「湿度」とは、とある空気中に含まれる水蒸気の量が、
飽和水蒸気量に対して何%かということを現しています。



つまり水蒸気量10gだったとすると、
温度が12℃のときの湿度は94%とかなり高い湿度となりますが、
温度が20℃になると湿度は58%、
30℃になると33%と非常に乾いた空気になります。


冬の室温20℃、湿度60%の部屋の水蒸気量は、
17.3g×0.60=10.38g
その部屋が、一晩たって朝になると、
室温10℃の時、10.38-9.4で約1gの水滴が着きます。
あくまで、1立方メートル当りの量ですので、
8畳の部屋では約31gの水滴が窓に集中します。


 家屋内での水蒸気の発生源はいろいろあって、
開放型のストーブ(石油ファンヒーターなど)、
調理、お風呂、洗濯物、加湿器、人間などが水蒸気を発生させます。


その水蒸気が冬の暖房している暖かい部屋に充満し、
        ↓
冷たい外気に接している窓ガラスやサッシに触れ、
        ↓
気体となっている目に見えない水蒸気が凝固して液体「水」になる。


これが結露ですね。


窓ガラスの結露対策にはどうすればいいか?
・寝る前に換気して部屋の水蒸気を排出する
・ペアガラスにしてみる


昔の日本の家屋が結露でそれほど問題にならなかったのは、
すきま風が換気を行なってくれていたからです。


換気をしてわざわざ温めた空気を捨て、
冷たい空気を入れるのはもったいない気がしますが・・


そうなるとやはり、
「部屋の温度変化を減らす」
事が結露対策には大事では無いでしょうか。


結論、
「断熱性能」を上げれば(「気密性」も)
      ↓
常に一定の温度をキープさせやすくなり、
      ↓
「結露」は無くすことができる。
      ↓
カビやダニによるハウスダストアレルギーが起きない。


ということになる、
と、「住宅みちしるべ」の太田さんからも教えていただきました。


今までそんなことも知らなっかったパパンがパンですが、
この家造りを通して、自分でも色々な事を学ばせてもらいました。


本当に感謝です!


今日はここまで。



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