床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

床下エアコンの家を建てる。パパンがパンの家作り日記

既存の農地を、様々なややこしい手続きや申請をクリアーして苦労の末に宅地にして、夢の高性能マイホームを建てはじめたブログです。

目指す家づくり【高気密・高断熱・長持ち.】
基礎断熱で床下エアコン採用・サステナブル建築等先導事業(省CO2先導型)の補助金対象200万円・HEAT20のG2グレード・高気密・高断熱(BELS☆5つ)・CASBEE評価Sランク・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW330・一種換気システムマーベックス澄家DC-S・太陽光システムPanasonic HIT・外壁&屋根ガルバリウム(ニチハ)

BELSの評価書もらいました!

先日、ちょうど工務店の社長と、
「住宅みちしるべ」(「住宅CMサービス堺・和泉」)の太田さんも来ていたので、
「ウチのUa値ってどうなってますか?」と聞いたところ、
太田さんが、「計算書は工務店さんに渡していますよ。」とのことだったので社長にも確認して、送ってもらうことに。現場監督Mさんが会社に電話して、
スグに会社からメールで送られてきました。
BELS5つ☆の評価書です。(高性能住宅のお墨付き)


Ua値は、0.45
となっていました。
なんとか「HEAT20のG2グレード」クリアーです。(Ⅵ地域では0.46)
パパンがパンの家では、計算上、今までの「省エネ基準」をうたっているハウスメーカーの家に比べて
62%削減
です。


ちなみに、BELSとは、
平成25年10月に「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン(2013)」が国土交通省において制定され、当該ガイドラインに基づき第三者機関が非住宅建築物の省エネルギー性能の評価及び表示を適確に実施することを目的とした建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)が開始されました。


 平成27年7月、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(平成27年法律第53号。以下「法」という。)」が公布され、同法第7条において、住宅事業建築主その他の建築物の販売又は賃貸を行う事業者は、その販売又は賃貸を行う建築物について、エネルギー消費性能の表示をするよう努めなければならないことが位置づけられました。
 これに伴い国土交通省では、建築物のエネルギー消費性能の見える化を通じて、性能の優れた建築物が市場で適切に評価され、選ばれるような環境整備等を図れるよう「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針」(以下「ガイドライン」という。)を告示として制定しました。
 BELSにおいては、ガイドラインに基づく第三者認証マークの一つとして住宅を適用範囲に含む等の改正を行い新たにスタートすることとなりました。


 本制度は、新築・既存の別を問わず、全ての建築物を対象とした省エネルギー性能等に関する評価・表示を行う制度です。


また、2020年以降の住宅では今まで以上の住宅の省エネ性能が求められ、性能の悪い家は建てられなくなるようです。


パパンがパン家の一次エネルギー消費量は43%少なくて済み
さらに、太陽光発電を4.3KW乗せると91%少なくてすみます。
したがってほぼゼロエネ(NearlyZEH)
となります。(計算上は)




0.45というUa値に満足ですが・・、太田さんが言うには
「Ua値の計算に換気システムは反映されていない。」


と言うので実際は「全熱交換式第1種換気システム」(長い!)
を使っているパパンがパンの家では、換気システムの数値も反映される「Q値」
のほうがいい値(1.3以下)が出るのではと思います。



熱損失係数(Q値)(W/m2K)とは


建物からの熱の逃げにくさをあらわします。
Q値(W/m2K)が小さいほど、熱が逃げにくいので省エネ性能が高いといえます。


熱損失係数(Q値)の計算式
家全体から床面積1㎡あたりに逃げ出す熱量のことを指します。


更に正確に言うと
室内外の温度差が1℃の時、
建物全体から1時間に床面積1㎡あたりに逃げ出す熱量のことです。


熱損失係数(Q値)は値が小さいほど断熱性能が高いことになります。




詳しい計算式はわかりませんが、大雑把にQ値に換算すると1.0は切るとおもいます。


今日は、このへんで。


いよいよ・・・&そして・・・

こんにちは、パパンがパンです。
9/11(月)、天気は曇り。雨じゃなくてよかった(^^♪
本日からいよいよ木工事が始まります。
朝7時過ぎには大工さん方が3人来られて、しばらくするとトラック登場!!
積荷がどんどんクレーンで降ろされて、大工さん方が早速作業を始めていました。

  



「基礎断熱」のパパンがパンの家では、「床断熱」の家とは違い
土台の木の下は、通気をよくするための「(穴がある)基礎パッキン」ではなく、
「気密パッキン」と呼ばれる空気を通さないモノを使っています。

続いて、床下に入るとても重要なアイテムも運び込まれていました!
マーベックス社製の「全熱交換式第一種換気システム」(長い!)の「澄家Eco-S」

以前にも説明しましたが、「床下エアコン」との相性が抜群の換気システムです。
マーベックス社の専務の自宅に見学させてもらい、冬場の効果を実感しています!!


午後に少し雨が降ってきたのでブルーシートで周りからかぶせて屋根のようにしています。

そして追加の木材も到着!長く飛び出しているのは「通し柱」のようです。

ちなみに使われている木材は、土台や柱には4寸の「ヒノキ集成材」を使用しています。
近くを通ると、ヒノキのいい香りがします。
ヒノキって良いですね。ヒノキ風呂を思わせる香りが好きです。
「集成材」については色々な意見もあるようですが、それはまた別の機会に紹介します。

そして・・・気密パッキン、土台の組立をしながら、基礎の断熱材も同時に施工していました。
使われているのはEPS断熱材(ビーズ法ポリスチレンフォーム)「サットフォーム」に防蟻処理がされているもので、

薄く「オレンジの粒つぶ」がはいっていますが、シロアリ対策の防蟻材です。
現場監督Mさんもお手伝いしています。
「手伝ってたら、何かいいことあるやろ!('∀`)」 なんて言いながら

明日は雨、との天気予報。
明後日に、上棟予定ですが、果たして大丈夫か!?


今日はここまでで、また、明日が楽しみです。






基礎断熱+床下エアコンのデメリット

こんにちは、パパンがパンです。
前回紹介した「基礎断熱」と「床下エアコン」ですが、
気をつけなくてはならない事があります。



         +

 


まず、
★冷房には「床下エアコン」は適さない。
 冷たい空気は重いため、床下を冷やしても、室内を冷やしにくい。


また、室内の湿気がガラリから下の落ちるなどして、
そこで、冷房で冷やされるなど、結露のリスクがある。
特に新築して1~2年は、基礎コンクリートに含まれている水分が
大量の蒸発しますので、湿度が高い状態にあります。
結露リスクも高くなります。


以上のような理由で、床下エアコンの冷房利用は、
効果がそれほど期待できないのに、リスクは高い!!


パパンがパンの家では、冷房には使用しません
「床下エアコン」の運転は暖房期の10月終わりくらいから
4月上旬くらいと考えています、


★床下エアコンの設置費用。
これ自体は、通常のエアコンと同じものを設置しますので、
エアコン設置工事と同じです。
その他に発生する費用としては、見た目がよくないので、
それを隠す目隠しの費用や、
吹き出し口に設けるガラリの費用ですね。


多少、会社によってバラツキはありますが、
床下エアコンの設置費用は5万円くらいでしょう。
床下エアコンは原則連続運転です。
24時間ずーとつけっぱなしですので、
間欠運転より電気代がかかります。


★すでに「床下エアコン」を導入されている
オール電化の家の方のデータでは、
一番電気代が多くかかる1月、他の電気代も含めて
約2万円くらいかかるようです。
節約節約で、
なるべくエアコンを使用しないで過ごす生活と比べると
どうしても高くなります。
また、常に、連続運転するのが普通ですので、
エアコンの負荷がかかります。
これを安いと見るか高いと見るかは人それぞれでしょうが、
各部屋に暖房設備を設置していくよりかは安上がりな感じもします。


このような使用方法はメーカーとしては、
想定していないはずですので、
エアコンの寿命が短くなるかもしれません。
それに、床下に設置し、
連続運転するという明らかに特殊な使用方法のため、
おそらくメーカーの保証対象外になります。


さらに、見逃せない問題として、
床下エアコンを設置するためには、
基礎断熱工法にする必要があるので、
実は、白アリ被害にあうリスクが高まります。
これが一番の心配です。


★基礎断熱工法の家で、
「白アリ被害」が発生したケースは多く(主に外基礎断熱)
白蟻駆除業者の中には
「白アリの危険性が高まる基礎断熱工法なんて絶対に採用しない方が良い」
という方もいます。(白アリが好む捕食材のため)
しかし、対処方は当然先人たちが編み出してきました。
基礎断熱も同様です。
内基礎断熱の採用(外基礎断熱より抜群にシロアリ被害が少ない)
防蟻剤入り断熱材(パフォームガード、防蟻材入りサットフォームなど)
防蟻用コーキングの徹底した施工!!(配管の隙間からシロアリの侵入を防ぐ)



基礎断熱工法を採用したとしても、
今はさまざまな防蟻対策があります。
それらを状況に応じて、うまく採用することで、
白アリ被害のリスクを可能な限り低くし、
その代わりとして、
床下エアコンによる
非常に快適な住環境を体感することができるのです。


今回はデメリットばかりを上げましたが、
それでも余りあるメリットを感じたために
パパンがパンは「基礎断熱」+「床下エアコン」の採用に踏み切りました。
温暖地(第Ⅵ地域)のパパンがパンの住む大阪でも、
このような施工ができる工務店が
もっと多くなればいいと考える次第です。


今日はこのへんで・・


雨が降るはずだったのに・・・

こんにちは、パパンがパンです。
本日、9/6は前日の天気予報では雨。しかも、3日くらい高い降水確率だったのに・・・
週間天気予報では、
曇り(水)→雨(木)→晴れ(金・土・日)→雨(月・火)になっています。


来週の上棟にまたまた変更があるかもしれません。(T▽T)


ちなみに今朝、トラックが1台来て、「基礎断熱」に使うEPS(発泡スチロール)を搬入していました。
雨に備えてきちんと養生してくれていました。

「基礎断熱」とは、通常の「床下断熱」とは違い床下空間も家の中と考えて、
その外周部にも断熱材を施工する工法です。
メリット、デメリットはそれぞれの工法には当然ありますが、それはまた別の機会で・・


パパンがパンの家は床下も室内ですので、当ブログタイトルにあるように、
普通なら部屋の天井付近にある「エアコン」が床下または床付近に設置できます。



    


これの何が良いかと言いますと、
★温水式床暖房システムと違って、普通のエアコンで
いい。(導入コストが安い!)
★メンテナンスがしやすい。
★暖房にかかる電気代(ランニングコスト)も、エアコンの性能がここ数年で飛躍的に上昇しているので安い!
★エアコンの風が直接当たらず、床下のコンクリートからの蓄熱された輻射熱や、窓際、脱衣室などのガラリから暖かい暖気があがってきます。(窓際のコールドドラフト現象も起こらない)

★暖気は上に上がるので足元→ニ階→天井と家中が暖かく同じ温度。
 つまりヒートショックが起こらない。(そのためには断熱性能、気密性能も当然必要)
★こうすると、冬場はエアコン1台で家中の暖房がまかなえる。


と、まあ「床下エアコン」のいい事ばかりを書きましたが、
実は・・・気をつけなくてはならない事もあります。
それはまた次回で・・


大工の棟梁に会う&足場設置

こんにちは、パパンがパンです。
昨日、現場監督のMさんが、パパンがパンの家を作ってくれる大工の棟梁さんと
現場に来ました。。
棟梁さんは見た感じ60代くらいで、Mさんが言うには、「職人気質の、仕事が丁寧でとてもしっかりしている方」で、「うるさいくらい」(Mさん云く)だそうです、
こちらとしては、気密性能に拘っているぶん、現場を丁寧に仕事をしていただくのは、とてもありがたいです。
最後まで、家の方はお任せ致します。ヽ(*´∀`)ノ


早速、柱や土台の「墨つけ」とやらをMさんとしていました。
手前、Mさん、奥、棟梁

 


土台の墨つけと、なにやら番号が・・


  

柱の番号のようです。



そうして本日9/5は、足場の設置でした。
朝から足場の資材を積んだトラックに、若い鳶さんが2人で来てくれました。
Mさん見守る中(時には指示しながら)、どんどん組み上がって行くのは関心です。
よくもまぁあんなにヒョイヒョイと上に下にと、身軽なもんです。

たった2人でみるみる組み上がる。Mさん見守る。

   

お昼休憩も取らずにどんどん組み上げる。

 

3時前には完成!  


本来なら9/8にも上棟の予定でしたが、明日から3日間天気予報では雨・・・


残念ながら、来週に持ち越しです。
楽しみが少し先延ばしになりましたが、天気が相手ではどうしようもありません。
では今日はこのへんで・・・